「家族に迷惑をかけたくないあなたが認知症になる前に準備しておきたいこと」についての
研修を受けてきました。
2025年には、65歳以上の5人に1人が認知症になるを言われています。
85歳以上になると、3人に1人になります。
今や認知症は、誰もが発症する可能性のある身近な病気なのです。
しかし、認知症に対する理解がまだまだ一般には行き渡っていないのが実情です。
認知症になったから、何もできなくなるわけではなく、一般の人と同じく普通に生活ができます。
できないことを見極めて、できる事を探し、応援してあげることが大切なのだと思いました。
認知症高齢者の方に安心してもらうために、心に寄り添うことが大切。
そして、できることをすることで、人は安心できます。
逆に、焦りと不安の気持ちはストレスになり、病気を進行させます。
お母さんが認知症になり、娘さんがその介護に携わることになった時、心から優しくしようと誓ったにも
かかわらず、つい責めてしまったり、「なんでできないのと」言葉をかけてしまったり、その時のことを
深く反省し、「いっぱいごめんね、そして、いっぱいありがとう」という言葉で、表現されていました。
認知症の介護の難しさと共に、娘さんのお母さんに対する愛に、とても感動しました。
ところで、研修の最中に、ビッグニュースが飛び込んできました!!
アメリカのFDAが日本のエーザイとアメリカのバイオジェンが共同開発してアルツハイマー病の
治療薬「アデユカヌマブ」を承認したんですね。
この研修で、20年間、世界中で開発された20以上の認知症の薬が一つも承認されなかったことを
知っていましたから、本当に画期的な治療薬なんだなと思いました。凄いことですね。
今、人類を苦しめているコロナのワクチンも、実は3年かかると言われながら、1年で開発したことは
本当に人類の叡智のたまものだと思っています。
人類がいずれ、アルツハイマー病を根絶する薬を開発することに、私は希望を持っています。
今回の治療薬がその先鞭となりますように。