万葉集から近現代の文学まで、幅広く日本の文化を愛し、
日本の素晴らしさを海外に紹介してくれた米コロンビア大名誉教授
ドナルド・キーンさんが亡くなられました。96歳でした。
東北大震災の時、皆が原発の放射能の恐怖で海外に移住している最中に、
日本に寄り添いたいという強い思いで日本国籍を取り、日本人になって
くれました。その時の感動は、今でも忘れません。
キーンさんの優しさ、愛の強さ、そして大変な時に日本人となって、
疲弊している日本に寄り添って、助けたいという思いは、訪問看護ステーションのあ
の精神にも生きています。
「好きな日本への感謝の気持ちを表現するため、日本人になりたいと思った」。この
言葉にどれほどの日本人が救われたことでしょう。私もその一人です。
これからも、利用者さんにとって、のあは寄り添う家族であり続けます。
ドナルド・キーンさん、ありがとうございます。
日本人の一人として、あなたのことをとても誇りに思います。