今日から新型コロナウィルス感染症の感染症法上の位置づけが、季節性インフルエンザと同じ「五類」に移行しました。
3年以上続いた新型コロナ対策は、「有事」から「平時」の対応に大きく転換されることになりました。
では、どのように変っていくのか。
まず、行動制限などがなくなります。
そして、医療機関の対応も幅広く対応できるようになりました。それまで2%の一部の医療機関のみでしたが、
これからは幅広く医療機関が診療できるようになりましたので、医療崩壊の心配がなくなります。
入院や検査にかかる医療費は、個人負担になります。当面は、公費で継続していく方針のようですが、段階的に見直しされていきます。
感染者の報告は、これまで医療機関や保健所に対して全数報告を求めていました。5類では原則、全国にある3000の基幹病院からの
1週間に1回の定点報告だけになります。
マスクの着用ですが、個人の判断になります。
ワクチン接種ですが、必要な接種であれば、引き続き自己負担なく受けられるようにする方針のようです。
アメリカやイギリス、欧米などは、1年前に普通の風邪としてのとり扱いにしておりました。
なぜ、さざ波と言われた日本が五類移行が遅れたのか。
それは、ゼロコロナを目指したためです。
日本の医学界でも致死率が下がった時点で早急に5類に移行すべきという論調と、ゼロコロナを目指すため、2類の現状維持という
二つの考え方がありましたが、マスコミが用いたのは、コロナは怖いというイメージに合わせるための2類維持のグループでした。
ただ、コロナは怖い怖いというイメージであおってきたマスコミですが、それまで散々恐怖をあおってきたコメンテーターが
最近は、コロナは怖くないという方針転換?に、変わり身が早いなあと感心しています。
ただコロナは怖いというイメージであおるのではなく、科学的根拠に基づいて、五類に移行すべきだったと思います。
また、日本でワクチンが開発されなかったということは、とても残念に思っています。
日本の場合、有事が起きると、有事に関する法律がないので、どうしても後手後手に回ってしまいます。
この辺りの検証を、是非、して頂きたいと思います。
まだまだ、人類には未知の細菌との戦いがこれからも待っていると思います。
日本が世界に向けて新たな細菌との戦いに貢献できるように、法律の整備も含めて、人、物、資源を配備してもらいたいですね。
五類に移行しても、コロナとの戦いは終わりません。
コロナがなくなることはありませんので、ウイズコロナとして、油断なくこれからも利用者さんに接していきます。
何はともあれ、コロナとの戦いは、一段落ついたことだけは確かなので、コロナと戦った3年の経験を、これからの
のあの訪問看護にも生かしていきたいと思います。
そして、3年間以上、自分の身を顧みず、共にコロナとの戦いに邁進して、利用者を守ってくれたスタッフのみなさんに、
お礼と感謝の気持ちを捧げたいと思います。
これからも利用者さんに寄り添い、心の看護を目指して、頑張っていきましょう。
スタッフのみなさんに、天晴れ!!