テレビで、一発屋と言われている芸人さんが3人出ていて、彼らの悩み、一発屋に
終わらずに長く芸能界で活躍するにはどうしたらいいのかという問いに、「なるほどなあ」
という答えがありました。
それは、余裕を持つということなんですね。
余裕がなくて、ギリギリの緊張状態でお笑いを発しても、その波動が相手に伝わり、
その必死さが実は笑えない状態を作っていることなんですね。
これは、笑いの世界だけではなく、我々にも当てはまることだと思います。
忙しくて心に余裕がなくなってくると、ついイライラしてしまったり、相手にきつく当たって
しまうことがよくあります。
忙しいって、心が亡ぶと書きますが、忙しいのが悪いのではなくて、心に余裕がなくなることが
いけないんでしょうね。では、忙しくなくて、暇だったらいいのかというと、これもまた問題で
、仕事ができなくなってしまいます。
では、どうすれば忙しい中で余裕をもつことができるのか。
それは、やはり楽しむ心を持つということが大切なんだと思います。
お笑い芸人さんに関していうと、本人が楽しくないと、やはり相手も楽しくないし、笑いには
繋がらないでしょう。
訪問看護でも、余裕がないと、利用者さんにもなかなか満足していただける看護ができません。
そのためには、楽しさというものを仕事の中で発見することで、それが仕事に余裕をもたらす
ことになるんだと思います。
お笑いの大御所、さんまさんも、本当にいつも楽しいことを探しているんだそうです。
だから、見ていても、こちらも見ていて楽しくなるし、それがさんまさんにとっても余裕を
生み出すことにもなっているんでしょうね。
働くとは、はたを楽にするとよくいいますが、自分も楽しみ、相手さんも楽しむ境地が
仕事に極意かもしれません。