数々の映画やテレビで活躍された樹木希林さんが、ガンでお亡くなりになりました。
75歳でした。「時間ですよ」や「寺内貫太郎一家」は、私のまさに青春のど真ん中のドラマ。
大好きでした。
末期がんであることを公表しながら、淡々と女優を最後まで演じきった樹木希林さんは、
最後までユーモ忘れず、死を感じながら決して悲壮な思いにとらわれることなく、人生を最後まで
楽しみ、生ききりました。
彼女の言葉の中で特に印象に残ったのは、彼女の死生観そのものでした。
「生きることは良いこと。そして、死ぬことも悪いことではなく良いこと。生きることと死ぬことは
別なものではなく、同じもの。」
また、こうも言っていました。「年をとれば必ず、癌とか脳卒中で死ねるんだからね、無理して
死なないでいいの。自殺するよりは、もうちょっと待って世の中を見てほしい。
必要のない人なんていないんだから。必ず必要とされるものに出会うから。そこまでずーっと
いてよ、ふらふらと。」
人生にふと迷った時、何かになれなくても生きる意味があるというメッセージを大事にしたい
と思いました。
お疲れさまでした。樹木希林さん、「ジュリイーーーーーーーー」