訪問看護ステーションのあも、立ち上げてから、もうすぐ10年目を迎えることになります。
その中で、在宅医療の中で一番心掛けていることは、利用者さんの不安を取り除いてあげることだと思っています。
ご自宅で最後をと考えておられる方は、増えてきましたが、全体でみるとまだ2割ぐらいで、病院で8割の方が亡くなられているというのが現状です。日本財団が2020年に実施した「人生の最後の迎え方に関する全国調査」では、人生の最後を迎えたい場所を「自宅」と答えた方が58,8パーセントであり、実に6割の人が自宅で最後を迎えたいと考えているのです。でも、実際はまだ2割の人であり、大きな隔たりがあります。
これはやはり、「実際に自宅に帰っても、本当に看取りができるのだろうか。最後まで面倒を看てもらえるのだろうか」、という漠然とした不安があるからなのだと思います。このためには、最初の訪問時の時に、その不安を取り除いてあげることがとても大切です。
在宅では、どのような医療とかケアが受けられるかをしっかり説明し、納得していただく。そして、「家に帰ってからもいつでも相談できるし、こちらは24時間365日の対応ができて、必要な時にはいつでもお医者さんに往診してもらえるし、緊急の時はすぐに来てもらえますよ」ということを理解してもらうことで、安心してもらえます。「ああ、そうなんだ。心配しなくても大丈夫なんだ」という安心感がとても、とても大事です。
そして、次に、看取りに関する利用者さんの意思決定に関しても、後悔しないように、すべての選択肢を提示し、安心してもらえる態勢を作りあげ、示してあげることに全力を尽くしていきます。いかに、利用者さんやご家族に安心してもらうか。このことに、訪問看護ステーションのあは、これからも追及し続けていきます。
そして、看取りだけではなく、安心して旅だっていける心構えなども、お手伝いできればと考えております。死は最後ではなく、第二の誕生です。そして、これからも利用者さんに寄り添い、「のあさんにして良かった」という最高の言葉をいただくために、これからも愛を込めて、利用者さんに安心をお届けいたします。
どうか、「のあ」をこれからも、よろしくお願い致します。
「安心してください、はいてますよ」は、私の大好きな、とにかく明るい安村君のセリフでしたね。
実は、彼とは同じ同郷の北海道旭川出身なんですよ。
彼は、大スターになりましたね。うれしいです。
安心してください。大丈夫ですよ。「のあ」がつていてますから(^_-)-☆