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2018年07月03日

寂しい愛染祭り

毎年、大阪の夏の祭り彩る最初のお祭りが愛染祭り。
30日は、東京に研修に行っていたので、1日に大阪に帰ってきて、仕事に行く途中で
愛染祭りに寄ろうと思ったら、いつもだったら道路いっぱいにひしめく露店の数々と人々の群れ
がありません。
「あれ、今年はもう終わったのか」とバイクでそばを通って帰りかけたら、祭り囃子が愛染堂の
方から聞こえてくるので、「ああ、やっぱりやっているのだ」と思い直し、お参りに立ち寄った
のですが、人もまばらで、閑散としている愛染堂の境内。「なんだ、これは」
何かおかしいなあと思い、近くで警備していた警備員さんに(人もあまりきていないので警備の必要も
ないのですが)聞いてみると、どうも近所でのマナーが悪く苦情がきていたので、今年は露店はやめに
したのだそうです。
「何ということだ!!」祭りに露店はつきものでしょう。子供の頃に、祭囃子にのって、お父さん、お母さん
に連れられて、金魚すくいやら、射的やら、綿菓子を食べながら、お面も買ってもらって、もうそれは、楽しくて
子供たちにとっては、お祭りを通して神様や仏様がどれだけ身近に感じられたことか。
お参りするのは、子供心に楽しいものとセットだったのです。
それを中止にするとはねえ。寂しいですねえ。子供だけではなく、いい大人だってとても楽しみにしているのだから。
そういえば、年末の除夜の鐘の音がうるさいという近所のクレームで、除夜の鐘をつくのをやめたお寺があったと聞きます。
こういう古くからの伝統文化を、クレームによってやめてしまうのもどうかと思います。しっかりしてください。
神様仏様は、賑やかなことが大好きなのです。
祭りの時ぐらい、羽目を外してもいいと思います。
そして、ワールドカップサッカーで、世界でも称賛されたように、皆でゴミを拾ってきれいにすればよい。
それができる国民です、日本人は。
今回のように、お通夜のような愛染祭りは、お祭りではありません。
人がこんなに閑散としていて、神様仏様が喜びますか。
日本の伝統文化である祭り文化をしっかりと守り、次世代につなげていって欲しいです。
ぜひ、来年は、クレームには負けないで、元の愛染祭りに復活させてください。
お願いします。