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2017年07月20日

愛の巨人、日野原先生に捧ぐ

18日に、聖路加国際病院名誉院長である日野原重明先生が105歳で逝去されました。
100歳を超えてもなお現役医師として、精力的に患者さんと接し、また著述や演劇、音楽などの文化面でも幅広く
活躍され、生きがいをもちながら元気に人々のために生きる姿に、多くの人々が勇気づけられてきました。
「死に方は生き方で決まります」という日野原先生の言葉そのものを体現し、永遠に色あせることのない「信仰、希望、愛」
をモットーに、人間ドック導入や生活習慣病の名付け親、そしてターミナルケアの普及など、日本の医学に多大な貢献をされ
ました。100歳過ぎても3年後のスケジュールがぎっしりつまっていたといいます。
最後は延命治療を拒否され、望ましい生き方と人生の終え方を提言した日野原先生自らが、それを実践した生を終えられました。
私自身も、青年時代から日野原先生の生きざまに共感し、感動して、自分も生涯現役のまま、自分の人生を終えたいと心に刻んだ
ことを、昨日のように覚えております。
「死は決して怖くはない。最期はありがとうといって死んでいきたい」と言った言葉通りに安らかな最期だったそうです。
愛の巨人として、日野原先生の生涯をかけた生きざまが、多くの人々に愛の火をともし続けることでしょう。
日野原先生、本当にありがとうございました。そして、お疲れさまでした。