管理者なおみさんが、事務所に返ってくるなり、えらい剣幕で「捕まっちゃった」と。
今日は、スタッフのあっくんの愛息幹ちゃん(1歳半)が、昨日から熱を出し、今日は緊急にお休みになり、
その対応で、今日出勤のスタッフの方々にお願いしてシフトを変え、管理者のなおみさんも「ヨッシャ!!」
ということで、午前中から全開で、利用者さんのところを回っていたら、こういう時に限ってなぜか、捕まって
しまうという不条理さ。交通違反で。アチャー!!!
別にスピード違反をしたわけでも、一方通行を逆走したわけでも、もちろん、信号無視なんかするわけないのですが、
たまたま直進禁止の標識のあるところで、待ち構えていたお巡りさんに、まんまと捕まってしまったということです。
最初、お巡りさんに止められて、何のことかわからずに、「直進してきましたか」と尋ねてきたので、「はい」と答えた
ら、「ここは直進は禁止です。標識を見ませんでしたか」と聞かれ、「いえ、見えませんでした」と答えるも怒りがふつふつ
と。誰でも体験があると思いますが、制限速度30キロのところとか、右折禁止とか、本当にわからない所にわざわざ網を
はられて、捕まった時の感情は、やはり怒りの感情がまず、出ますよね。
その上、なおみさんの前を先に走っていたバイクが、捕まらずにそのままお咎めなしだったので、多分、「直進してきた」と
答えなかったんだろうなということも含めて、「正直者がバカを見る」という諺が心の中をよぎったかもしれません。
お巡りさんが「標識、確かめるために見に行きますか」と言われ、ただでさえ時間が切羽つまっている状態の中で、そんな見る
時間の余裕もあるわけなく、「いいです。わかりました」と怒りを抑えながら答えたなおみさんの心の中はいかばかりかと。
もう一人のスタッフのよしこちゃんは、今度は自転車がパンクして、今度で1ケ月で三回目のパンク。ついこの間もパンクしたばかりなので、
「信じられない、呪われているわ」と泣き顔のスタンプをラインに送ってきました。
でもね、ここが勝負ですよ。看護師たるもの、さまざまな対象や状況に対して、感情が揺さぶられる体験をします。
さまざまな相手に対して怒ったり、がっかりしたり、悔しい思いをしたりします。
特に訪問看護師は、感情のマネジメントが求められます。
自分の感情に気づき、その感情を認めて、上手に付き合うことが大切です。
こういう時、魔法の言葉があります。
「この程度で済んで良かった。ついてる、ついてる」
なおみさんもその後、機嫌を直して無事、9件の訪問を回り切りました。
よしこちゃんは、たまたま自転車屋さんの近くでパンクし、前のパンクした時がついこの間だったので、
パンクの修理代はダダにしてもらったそうです。
本当に、この程度で済んで良かった、ついてる、ついてる・・・ですね。
スタッフのみなさん、本当にお疲れさまでした。今日はラッキーでした。
今日のこの事件を笑い話にして、何か美味しいものでも食べに行きましょうね。