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2022年12月15日

渡辺徹さん、お疲れ様でした。

渡辺徹さんが亡くなって2週間がたちました。

同時代を共有した大好きな俳優さんだったので、亡くなったという

ニュースは、私自身衝撃を受けました。

あの明るいキャラがとても好きで、「さわやかな二枚目俳優のデブ」なんて自虐ネタを言ってましたが、

サービス精神が旺盛で、名作「太陽に吠えろ」だけでなく、大河ドラマにも何度も出演していて、演技力は

とても素晴らしいものがありました。バラエティーは、本当に面白かったです。

 

奥さんの榊原郁恵さんも、相当ショックだったと思います。

死ぬわけないと思っていたと思います。しかし、あまりにも突然、死が訪れました。

 

白状すると、実は、榊原郁恵さんがアイドル時代、郁恵ちゃんファンでした。

渡辺徹さん自身もファンだったらしくて、スター同士の結婚でしたね。(羨ましい)

おしどり夫婦で、とても仲が良くて、時々、渡辺徹さんが浮気なんかしても、郁恵さん、許してましたね。

 

榊原郁恵さん自身、20の頃、お父さんを突然亡くされて、その時をとても辛く後悔しているという

インタビュー記事を読んだことがありました。

それを読んだ時、「ああ、自分と同じだ」と思いました。

実は、私自身も21才の時、父を突然死で亡くしたのです。

父とはいろいろなことを話したかったのですが、その願いは叶いませんでした。

お酒が好きな、寡黙な方でした。もっとあの時、話しておけばと後悔しました。

その時の悲しみの体験が、「死」というものを自分のテーマとしてかかげる

きっかけとなった体験でした。

 

渡辺徹さんは、30才の頃から糖尿病などを併発し、さまざまな病気と戦った方でした。それをずっとサポートして31年間支え、

介護を続けてきた榊原郁恵さん自身、夫である渡辺徹さんが亡くなった時はショックで悲しく辛かったと思いますが、

介護をやりきったという実感があったのではないかと思いました。

 

息子で俳優の裕太さんとの会見は、明るくてとても好感のもてる会見でした。「家族葬でしたが、葬儀に参加してくれた方たちと笑いが

たえなかった」 と話をしていました。

明るく笑って、故人を送ることができるなんて、なかなかできることではなく、本当に真剣に人生に向き合って、生きた人の特権のような

気がしました。

 

実は、私自身、7年前に住吉大社で、渡辺徹さんと会ったことがあるのです。ロケ中にばったり会ったのですが、前から逢いたいと思って

いたので、念願が叶ってとてもハッピーでした。

 

私も亡くなる時は、笑っておくってもらえるように、これからもしっかりと、楽しく使命を生きていきたいなあと思いました。

 

渡辺徹さん、お疲れ様でした。

あなたのギャグも、体型も、演技も、生き方も大好きでしたよ。

天国でもきっと、まわりを楽しませていることでしょうね。

 

今度は住吉大社でなく、あの世でまた、逢いましょうね。