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2022年09月21日

看取り犬とワンダフルライフ

看取り犬とワンダフルライフを見ました。

看取り犬、文福は、本では読んだことがあり、本を読んだだけでも

感動し、泣けてきたのに、実際の文福の看取りの場面を見ると、泣けて

泣けてしょうがなかったです。

 

神奈川県横須賀市にある特別養護老人ホームさくらの里山科。

そこでは、全国でも珍しい愛犬と暮らせるホームがあります。

犬の定員は五匹。そこに文福がいます。

 

犬という存在は、私も飼っていてわかるのですが、本当に無条件の愛を

示してくれます。人間社会にあるお金のある、なし。地位や名誉など関係がありません。

ただそばに寄り添って、無条件の愛を与えてくれる存在。

 

文福は、保健所で殺処分にされる運命だった存在。それがさくらの里山科に飼われる

ことになり、文福は、その活かされた命を精一杯、施設入居者に捧げます。

特に死期が近づいてきた入所者には、顏を舐めたり、体をベッドにこすりつけたりして、

まるで看取りのような行動をします。

 

実際の映像を見て、文福の慈しみとその深い憂いに満ちた表情に、真に驚かされました。

人間の顏のように見えたのです。それは、私の敬愛するマザー・テレサ、その人のよう

でした。

死にゆく人に、最期の愛を示す。マザー・テレサは、人が死にゆく瞬間に、愛されている

と実感して旅立てる社会を目指していました。

 

看取り犬、文福の行為は、逝かれる方のぬくもりを肌で、舌で、足で、体と心で魂で受け取る。

我々が目指している抱きしめて看取る行為そのものだったのです。

 

看取り犬文福は、まさに神の使い、そのものでした。

 

頑張ってね、文福。

訪問看護ステーションのあも、頑張るよ!!