第75回、日本公衆衛生学会総会に行ってきました。
今回のテーマは、ズバリ「笑いの効果」ということで
大阪がん循環器病予防センターの副センター長、木山先生司会のもと、
小児における「笑育」の効果のテーマで、松竹芸能の井上社長、「笑って生活習慣病・認知症
予防」ということで、福島県立医科大学教授の大平先生、最後に「笑いで元気になる」で、(日本笑い
ヨガ協会代表)高田佳子さんに、それぞれ立場で興味ある笑いの効用について講演されました。
「笑育(わらいく)」は、誰もが親しんでいる「お笑い」を通じて、楽しみながら子供にコミュニケーション能力や
想像力を育成していくということで、これからの国際社会の中で、ともすれば発信力の弱い日本人にとって、新たな
力が子供たちに育成されていく可能性を感じました。
特にお笑いは、大阪は本場ですから、「笑育」は、すんなり受け入れられるのではないでしょうか。
それから、医学においての笑いの効用ですが、いろいろと現場で科学的に実験して、効果を立証していることが
とても共感がもてました。糖尿病を患っている患者さんを集めて、40分、糖尿病についての講演することと、
40分、漫才を聞くのでは、どのように患者さんの身体に変化があるか。その結果、4割程度の人の血糖の数値を
抑えらえたことがデータとして挙げられたそうです。
笑いの効果としましては、①免疫力をアップさせる。②アレルギーを改善させる。③ストレスを
解消し、プラス思考になる。④心臓病の予防に効果大⑤糖尿病・リウマチの治療に効果大⑥笑い
は伝染し、集団のストレスが軽減される。⑦運がよくなり、出世、成功を呼び寄せる、などが
報告されております。
アメリカの調査会社が、大学の卒業アルバムの中で笑って写っている人の20年後の追跡調査を
した結果、80パーセントの人が、年収が同年代の上位にいたそうです。
よく調べたと思いますが、やはり、「笑う門には福来る」は、どこの国でも通じる真理のようですね。
最後に、日本笑いヨガの高田佳子先生より、笑いの実践、笑いヨガを皆で実践し、大いに
心と身体が軽くなりました。
ちなみに私も笑いヨガのインストラクターの資格をもっております。
みなさんも、心と身体の健康のために、そして未来にくる?ボケ防止のために、ぜひ実践してみませんか。
やり方は、簡単。ただ、ハハハハと笑うだけです。
笑いのもつ無限の可能性、パワーに、医療だけでなく、ぜひ世界平和にも貢献してもらいたいですね。
笑いで、心と身体の岩戸を開きましょう。