総合医療センターにて、緩和ケア研修会の第二回目に参加してきました。
今回の研修会の講師は、康クリニックの康先生で、8年に及ぶ在宅療養における緩和ケアの
現状について、一つひとつ例を挙げながら、わかりやすく説明していただきました。
問題提起として、病院から在宅へ移行するさい、患者さんが病院から見捨てられたという
思いを抱かせないために、病院側から在宅への引き継ぎのさい、しっかりと心のケアを
しながら丁寧に説明をしていくということ。
治療に関しては、在宅ケアでお腹に水が溜まった際、腹水を抜く行為が必ずしも患者さんの
治療としては最適ではないこと。かえって体の栄養素まで抜いてしまうので、弱ってしまう
行為となり、治療行為としてはやらない方がいいのでは、という問題提起がされました。
康クリニックは、訪問看護ステーションのあの近くにあり、康先生の素晴らしい人柄と康クリニックの
地域の「かかりつけ医として『わ(話・輪・和)を大切にする医療』にとても感銘を受けました。
わが訪問看護ステーションのあも、和を大切にする訪問看護をめざして
地域医療に貢献していきたいと思っています。