最近読んだ本で、「老後は一人暮らしが幸せ」というものがありました。
この本の中で、老後の一人暮らしをされている方の方が、家族と一緒に暮らしてている方よりも満足に暮らしているという
アンケーの結果があり、とても興味深く思いました。
老後の一人暮らしは不幸とつい思いこんでしまいますが、訪問看護を利用している利用者さんも独居の方が圧倒的に多い中、この本を
読んで、改めて決して不幸ではないと思うようになりました。
一人暮らしであるとか、あるいは子供との同居、老人ホームなどの施設などに分類されますが、結局は一人なんですね。
老後、自分が元気であろうと病気であろうと、一人暮らしがいいといいます。現状をありのまま受け入れるということを理解されている
と。くよくよ考えても仕方がない、いい意味での達観の境地のように思えます。
これからは待ったなしの超高齢化社会がすぐ目の前に来ています。
後は、公的サポートが一人暮らしの方々のニーズに答えて、改善、進歩していくのが、ベストのように思われます。
老後の一人暮らしは、決して不幸なことではないように思います。
人間、生まれる時も一人、そして、死ぬ時も一人です。
最期の最後まで、一人の人間として、輝いていく生き方を、これからもサポートしていきたいですね。
訪問看護ステーションのあは、そんな方々の寄り添う家族でありたいと願っています。