三浦春馬さんが亡くなられたという報道に衝撃を受けました。
とても好きな俳優さんでしたし、「永遠のゼロ」では、ナイーブで熱い思いを持つ青年役を
とても好演しておりました。NHKの「せかほし」でのjujuさんとのMCは、軽妙な掛け合いで、
三浦さんのお茶目な一面と真面目な人柄が出ていて、好きな番組でもありました。
そんな、若くて才能があり、これから世界に羽ばたいていく俳優さんになると期待していたので、残念でなりません。
どんなに人気があったり、成功していても、人には言えない悩みを誰しも抱えているものです。
そんな時、もし若い時に、死というものについて勉強したり、学んでいれば、決して自殺という選択を選ばない
と思います。
私自身、20歳の時に父を亡くし、それ以来、死と言うものについて、ずっと向き合ってきました。
その中で、自殺は一番罪が重いことを知りました。自殺を考えるぐらいなら、全てを捨ててその場から逃げてほしい。
全てなくなったっていいんです。生きてさえいれば。
明石家さんまさんの名言があります。「生きているだけでもうけもの」。
これは、さんまさんが若い頃、弟さんを火事で亡くしてしまったという壮絶な過去がありました。
その苦悩を通して、彼が見つけた答えだったのです。
あの底抜けの明るいさんまさんの底には、死を見つめてきた過程が、今の芸に生きているのでしょう。
私自身も今は、訪問看護を通して、利用者さんと共に、死と向か合って、よりよい人生を生きるということを目指しています。
ぜひとも、学校教育において、死と言うものについて、学ぶ場を提供して欲しいなあと思っています。
自殺者をなくすということは、社会全体が考えなければならないことだと思います。
若い有望な人たちの命を、守らなければいけないと、三浦さんの死を通して、改めて思いました。
三浦春馬さん、今までありがとうございました。天国にてゆっくりお休みください。