全国訪問看護協会から驚きのニュースが届きました。
新型コロナウイルス感染症予防で、一刻も早い収束が望まれる中、世界中でワクチンの
接種が始まっています。このワクチン接種は、コロナ収束に向けての、大きな希望の光だと思います。
日本でも、厚労省が中心となって、まず、医療従事者等へ最初の接種が2月下旬からはじ
められるように準備を進められています。まずは、医療従事者。そして、高齢者、基礎疾患を有する方などから、順次、ワクチンが受けることができる対象となっています。
当然、訪問看護師も医療従事者の中に入っていて、真っ先に受けられる対象になるものだ
とばかり思っていたら、なんと現状では、早期に接種する医療従事者の範囲に訪問看護ステーションの訪問看護師等が記載されていないそうです。
いやあ、嘘でしょう。自分の目と耳を疑いました。
在宅医療において、訪問看護師は、在宅の新型コロナウイルス感染者の療養を支え続けています。利用者さんがコロナに感染している疑いがあっても、休みなく、利用者さんのもとで看護医療を提供し続けております。当然、病院や診療所の看護師と何らかわることはなく、いわばコロナ医療の最前線で戦っているといっても過言ではないでしょう。
医療崩壊が叫ばれている中、その地域医療を支えている訪問看護師が対象から外されて、どうして地域医療をコロナから守っていくことができるでしょうか。
一刻も早く厚労省はその間違いを正し、訪問看護師が医療従事者の一員として早期接種者に加えていただきたいと思います。これからも、訪問看護は、コロナから地域医療の崩壊をくい止め、利用者さんたちの安全、安心を守ります。