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2017年01月17日

1月17日、震災の日に思う

今年もまた、1月17日がやってきました。

あれからもう、22年が過ぎました。

そして、22年の歳月は、人々にどのような変化をもたらしたのでしょうか。

 

しかし、そこには変わることのない思いが流れています。

亡くなられた方への愛であり、自分が生かされていることへの感謝です。

 

22年の月日の中で、当時、生死の狭間の中で、瓦礫の中で助けられ、外科医になった方とか、母と弟を亡くされながら、

「命を救う仕事をしたい」と看護師の道に進まれた方とか、

その後の人生を変えていく体験をされた方たちの記事を読むたびに、はっと初心に還らされます。

このように、震災の体験を通して、医療の道に進まれた方も多いのではないかと思います。

 

当たり前のことが当たり前ではなくなり、喪失したときの悲しみと憤り。

しかし、そこにとどまることなく、命を喪失したがゆえに、それは逆に命を救う仕事がしたいという思いが湧き上がってくる。

 

私たち訪問看護ステーションのあも、この1月17日を今一度、心に刻み、命を救う仕事だけではなく、魂をも癒す心の医療を、

これからも心掛けていきたいと思っています。

 

阪神大震災から22年。今年もまた、鎮魂の祈りを捧げたいと思います。