この間、テレビを見ていたら、なんと400年近く生きる生物がいることが
わかり、びっくりしました。
その生物とは、北大西洋に生息する大型のサメであり、ニシオンテンザメと
いうそうです。392歳だったということです。
400年前というと、日本では今大河ドラマ「真田丸」に出ている真田幸村
の敵役徳川家康が徳川幕府を興こして、その三代目の家光の時代に生まれた
計算になり、それからずっと生きているわけですから、随分と気の遠くなる
話ですね。
織田信長の時代は、「人生50年」といわれ、信長自身は49歳で本能寺の変
で非業の死を遂げるわけですが、その頃の日本人は大体、50歳の平均寿命だっ
たようです。
今は、平均寿命が男性では80、5歳、女性が86、83歳ということで、
100歳生きる人が当たり前の時代になり、実際は6万人を超えているそうで
す。
医学の進歩と共に、平均寿命はどんどん伸びているわけですが、いろいろと考え
てしまいますね。
それこそ、人生とはなんぞや、長さだけではなく、その意味を問うならば、それ
こそ、哲学や宗教の領域に入っていきます。人生の質でいうならば、それは寿命
の長さではなく、何をなしたかという質の問題が問われていくことになりますよね。
392歳のニシオンテンザメ君に「どんな、サメ人生だった」と問うならば、何
と答えてくれたでしょうか。世界一のろい魚として、ゆっくりゆっくり世界中を
泳ぎながら、「何にも考えてないよー」とのんびりの薦めでも説いていたかもし
れないですね。ちなみに、本当に遅くて、赤ちゃんのハイハイ程度のスピードだ
そうです。
一昔前に、コマーシャルで「そんなに急いでどこに行くー」というのがありまし
たが、このニシオンテンザメ君が出演したら、かなりのインパクトのコマーシャ
ルになるでしょうね。
やっぱり、長生きの秘訣は、慌てず、騒がず、のんびり生きていくことなんでし
しょうね。でも、無理やわーーー。