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2016年10月12日

400歳の動物

この間、テレビを見ていたら、なんと400年近く生きる生物がいることが

わかり、びっくりしました。

その生物とは、北大西洋に生息する大型のサメであり、ニシオンテンザメと

いうそうです。392歳だったということです。

400年前というと、日本では今大河ドラマ「真田丸」に出ている真田幸村

の敵役徳川家康が徳川幕府を興こして、その三代目の家光の時代に生まれた

計算になり、それからずっと生きているわけですから、随分と気の遠くなる

話ですね。

織田信長の時代は、「人生50年」といわれ、信長自身は49歳で本能寺の変

で非業の死を遂げるわけですが、その頃の日本人は大体、50歳の平均寿命だっ

たようです。

今は、平均寿命が男性では80、5歳、女性が86、83歳ということで、

100歳生きる人が当たり前の時代になり、実際は6万人を超えているそうで

す。

医学の進歩と共に、平均寿命はどんどん伸びているわけですが、いろいろと考え

てしまいますね。

それこそ、人生とはなんぞや、長さだけではなく、その意味を問うならば、それ

こそ、哲学や宗教の領域に入っていきます。人生の質でいうならば、それは寿命

の長さではなく、何をなしたかという質の問題が問われていくことになりますよね。

392歳のニシオンテンザメ君に「どんな、サメ人生だった」と問うならば、何

と答えてくれたでしょうか。世界一のろい魚として、ゆっくりゆっくり世界中を

泳ぎながら、「何にも考えてないよー」とのんびりの薦めでも説いていたかもし

れないですね。ちなみに、本当に遅くて、赤ちゃんのハイハイ程度のスピードだ

そうです。

一昔前に、コマーシャルで「そんなに急いでどこに行くー」というのがありまし

たが、このニシオンテンザメ君が出演したら、かなりのインパクトのコマーシャ

ルになるでしょうね。

やっぱり、長生きの秘訣は、慌てず、騒がず、のんびり生きていくことなんでし

しょうね。でも、無理やわーーー。